第3回市民公開講座
「~がんになっても働きたい~仕事と治療の両立について考える」
=概要=
- 日時:平成26年11月30日(日)14:00~16:00
- 場所:ウィンクあいち 5F ホール2
- 交通アクセス:こちらをご参照ください
- 対象:一般市民(定員100名)
- 参加費:無料
=イベント内容=
■基調講演
『臨床現場で就労支援の取り組み』
赤羽 和久 先生(名古屋第二赤十字病院 一般消化器外科)
■パネルディスカッション
司会:室 圭 先生(愛知県がんセンター中央病院 薬物療法部)
<テーマ>
医師・看護師・患者・企業・キャリアカウンセラー、それぞれの立場から、
仕事とがんの治療の両立について考えます
=開催報告=
たくさんの皆様にお集まりいただきました。本当に有り難うございました。
基調講演では、名古屋第二赤十字病院乳腺外科の赤羽和久先生から、『臨床現場で就労支援の取り組み』というテーマで、先生の研究をもとに、臨床現場での苦労話も交えながら、がん患者さんの就労支援に関する現状や課題などについてわかりやすくお話していただきました。
後半のパネルディスカッションでは、患者さん、企業経営者、医師、看護師、キャリアカウンセラーが同じ壇上に上がり、がんの治療と仕事の両立についてディスカッションを行いました。
現在も仕事と治療を両立されている患者さんと、がん患者さんを雇用している企業の方からは、実際の体験をお話いただきました。お二人のお話から、仕事の治療の両立のためには、労働者と雇用者双方のコミュニケーションと思いやり、そして前向きな気持ちが必要なのだと感じました。
うまくいかない例も多々あります。医師、看護師、キャリアカウンセラーからはそのような事例が提示され、個々のケースに対応することの重要性を痛感するとともに、まず悩んだ時に相談できる窓口があることをもっとアピールすることが急務であると実感しました。
この市民公開講座の前に、がんの治療と就労についての番組がテレビでもオンエアされていたので、そちらもご覧になった方がいらっしゃるかもしれません。社会の関心がより高まり、就労を希望されているがん患者さんが、一人でも多く、仕事と治療の両立ができるようになるといいなと思います。
今後もより一層、一般市民・県民の皆様への啓発活動にも力をいれて活動していきたいと思います。今後も愛知キャンサーネットワークをよろしくお願いします!
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■特別講演
■パネルディスカッション